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スバルが「レヴォーグ」と「WRX S4」を一部改良 「アイサイト」やカーナビの機能を強化

スバルは2023年9月7日、スポーツワゴン「レヴォーグ」と高性能スポーツセダン「WRX S4」の改良モデルを発表した。◆関連ニュース:スバルが「レヴォーグ レイバック」を発表 ブランド初の都会派クロスオーバーが登場

マルチビューモニターシステムにはフロントビューとトップビューの表示が追加された。

スバルが「レヴォーグ」と「WRX S4」を一部改良 「アイサイト」やカーナビの機能を強化の画像拡大

スバルが「レヴォーグ」と「WRX S4」を一部改良 「アイサイト」やカーナビの機能を強化の画像拡大アイサイトが最新世代に進化今回の改良は機能・装備の強化が主な内容となっている。具体的には、先進運転支援システム「アイサイト」を「クロストレック」から導入が進んでいる最新世代に刷新。広角単眼カメラの搭載により、交差点などでの衝突回避性能を高めたほか
ドライバーの異常を検知すると自動で車両を停止し、緊急通報を行う「ドライバー異常検知システム 緊急通報連携」を採用した。マルチビューモニターシステムについても、クロストレックのものと同じく3Dビュー/トップビューの表示機能を追加したほか、車速が15km/h未満になると、自動で部分トップビューおよびフロントビューを表示する「フロントビュー自動表示(AUTOモード)」機能を、スバルとして初採用している。カーナビが“what3words”に対応インフォテインメントシステムやHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)も改良しており、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイは、Apple CarPlayおよびAndroid Autoの表示画面をより使いやすいものに変更。前者についてはマルチ表示を可能とし、後者については縦型のディスプレイ形状に表示を対応させた。さらにApple CarPlayについては、新たにワイヤレス接続に対応。スバル車として初めて、フル液晶メーターにApple CarPlayのナビアプリ画面を表示可能とした。純正のナビゲーションシステムについても、クロストレックのそれと同じく位置情報サービス“what3words”の機能を導入したほか、高速道路のインターチェンジなどで逆走を検知した際、音声と画面表示で警告を発する「逆走検知対応」機能を採用。コネクテッドサービスの機能も拡充しており、スマートフォンでの遠隔操作により、車外からでもエンジンの始動と空調の設定が可能となるリモートエアコン機能を新たに採用した。
このほかの変更点としては、10基のスピーカーを備えたharman/kardonのプレミアムオーディオを、広範なグレードに採用。前後席ともにUSB Type-Cポートを設けるとともに、既存のUSB Type-Aポートの定格出力を2.1Aから2.4Aに向上させた。デザインに関する点では、レヴォーグの「STI Sport」に、パーフォレーションウルトラスエードのシートを用いた黒内装の仕様を追加。WRX S4には、オプションで大型のリアスポイラーを設定している。人気の高い上位グレードにラインナップを集約また今回の改良では、レヴォーグ、WRX S4ともにラインナップを大幅に整理。大型のセンターディスプレイや液晶メーター、「アイサイトX」などを備えた上級グレードにラインナップを絞った。
これにより、レヴォーグは「STI Sport R EX」「STI Sport EX」「GT-H EX」「スマートエディション」(アイサイトXあり)に、新設のクロスオーバーモデル「レヴォーグ レイバック リミテッドEX」を加えた5種類、WRX S4は STI Sport R EXとGT-H EXの2種類のグレード構成となった。価格は今秋発表される予定だ。