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合わせダシにすることでうま味をより強く感じるからってのはあるみたいだな
イノシン酸単体だと怪しいんじゃね?

 さらに面白いのが、日本人は、昆布だしに、鰹節や干し椎茸のだしを加える合わせだしを行ってきたことです。

 昆布の旨味成分であるグルタミン酸はアミノ酸の一種ですが、鰹節の旨味成分はイノシン酸、干し椎茸の旨味成分はグアニル酸で、これらは核酸系の旨味物質であるヌクレオチドという化学物質です。

 これら核酸系の旨味成分は旨味受容体において、グルタミン酸などのアミノ酸とは異なる部位に結合し、受容体の活性を増強する働きがあることがわかったのです。

 つまり、旨味受容体がより強く反応するようになり、アミノ酸であるグルタミン酸の旨味をより強く受け取るようになるのです。結果として、ヒトは旨味をより強く感じるようになるわけです。