「犯罪者扱い」ハワイで日本人女性“入国拒否” 売春疑われる?若い女性から相談急増

インフルエンサー 大阪市の女性(32):「絶対に入国できるって思っていたので、すべて嘘をつかずに話したんですけど。
向こうは全部嘘ついてるっていうふうに疑いの目ですごく見てきたので。もう悔しいのと悲しいの、どん底に急に落とされた気持ちでつらかったです」

こう訴えるのは、大阪市に住むインフルエンサーの女性です。
今月1日から4泊5日で、ハワイ旅行を楽しむ予定でした。しかし、ハワイに到着した際の入国審査で、まさかの事態に遭遇します。

審査官:「宿泊先は?」
女性:「ホテルです」
審査官:「なぜ一人で来たのですか?」
女性:「ハワイで友達と待ち合わせています」
審査官:「あなたは怪しい。別の部屋で調べる」

入国審査官からそう告げられ、女性が連れて行かれたのは、空港内にある一室。待っていたのは、現地の警察官でした。

警察官:「職業は?」
女性:「インフルエンサーです」
警察官:「ホテルはなぜ自分で取らなかった?」
女性:「友達が取ってくれました」
警察官:「なぜ荷物にこんな服が多いの?仕事をするのでは?」
女性:「着替えて、何枚も写真を撮るからです。仕事はしません」

アメリカの入国に必要な渡航認証も取得していた女性。ところが、空港で長時間にわたる取り調べを受けたといいます。

大阪市の女性:「指紋、唾液、写真を撮られて、犯罪者みたいな扱いされてしまって。
『観光で来た』と何回も言ってるのに、『仕事で来たんだろ』と捉えられてしまって。もう怖くて、もうどうしたらいいか分からずっていう感じですね」

結局、女性は入国を拒否され、翌日の飛行機で日本にとんぼ返りすることになりました。
往復の航空チケット代20万円が無駄となりました。

■入国拒否されると影響は長期間に「10年間は入れない」

専門家は、インフルエンサーなどの場所を選ばずにできる職業も、入国を拒否される可能性があると指摘します。

佐藤行政書士:「職業も曖昧(あいまい)というか、どこに行ってもできますよね。
アメリカでも拠点を移して、滞在しながら収入を得ていくこともできるでしょうし」

一度、入国拒否となれば、その影響は長期間にわたって続くといいます。

佐藤行政書士:「アメリカの移民国籍法は、犯罪歴や明確に売春に関わった方は(アメリカに)入ってはならないとしてます。
適用されたら、10年間はもう入れないですね」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000315421.html

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