NCSOFTは、開発中のMMORPG「Throne and Liberty(スローン・アンド・リバティ)」のテクニカルテストが9月19日からアメリカで実施されるのを前に、プロデューサーレターを公開した。

Throne and Libertyのアン・ジョンオク プロデューサーは、「ベータテストの結果は決して楽観的なものではありませんでした。感謝や称賛のお言葉もありましたが、私たちの心を動かしたのは皆さんの叱責でした。自信があった箇所に対する警鐘もあり、憂慮したことを実感する内容もありました。長い間開発に邁進しながら埋もれてしまった『客観的な目線』を回復するきっかけにもなりました。」と述べた。

自動狩り・自動移動廃止が正式発表

NCSOFTは、「Throne and Liberty」の問題点を『静的な戦闘』と『退屈な成長』として、これに関連した調整や改善を行うと明らかにした。

生まれ変わった戦闘システム
最新版の戦闘映像が公開された。先述の通り、移動しながらの攻撃が可能となっている。


プロデューサーレターでは、ベータ版で「Throne and Liberty」の戦闘が退屈だった原因を次のように説明している。

開発初期、私たちは簡単な操作を重視し、ほとんどのスキルを対象への単体攻撃、対象中心の範囲攻撃、自己中心の範囲攻撃だけで構成しました。そのため、操作方法の単調さが増し、成長過程でスキルを習得する速度が遅い点も加わって、戦闘の多彩さを体感することが困難でした。新しいスキルタイプの追加は、既存の単純な操作リズムに変化を与え、より戦略的にスキルを活用できるようにする変更点です。プレイ序盤に与えられるスキルの数が少なく、習得速度が遅かった設定を変更し、早い時期からさまざまな選択肢を持って取り組めるようにしました。

また、自動狩りと自動戦闘を削除した理由についても次のように説明した。

自動狩りシステムの存在がMMORPGでは当然なものだと認識されていると判断し、私たちも時代の流れに合わせて自動狩りを導入しました。

しかし、この決定をあまりにも簡単に考えたのではないかと思います。ベータテストを通じて、多くのユーザーの方から自動狩りに対する不満の声を聞きました。キーボードとマウス、そしてパッドでプレイするゲーマーたちが期待したのは、キャラクターが自動で動くだけのゲームではなく、操作する価値のあるコンテンツで、細かいコントロールが可能なことで没入できるゲームだという点を再確認しました。

自動狩りと共に自動移動も削除することになりました。自動移動は利便性の側面が大きいことも考慮しましたが、世界を直接移動して人々と出会い、新しい地域を探索する体験の価値の大きさも考え、大胆に撤廃を決めました。

自動を削除した時点から、ゲームは単純な繰り返しの狩りではなく意味のあるコンテンツプレイに変化させなければなりませんでした。もちろん、私たちのゲームにそのような要素がなかったわけではありませんが、量的な改善のために新しいコンテンツタイプの追加が必要であり、質的な改善のために既存のコンテンツの補完も必要でした。

レベリングにかかる時間の短縮については、ベータテストにおけるレベル30までのレべリング時間が1/3に減少し、レベル50までにかかる時間は1/10に減少したとのこと。

「Throne and Liberty」のグローバルサービスは2024年に延期されている。

ソース: Throne and Liberty 公式サイト

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