バイデン米政権は、クラスター(集束)弾を搭載した、より長射程のミサイルなどをウクライナに供与するための大詰めの調整段階に入っている。米政府高官4人が明らかにした。

3人の高官の話では、既にウクライナに提供された155ミリ砲搭載のクラスター弾がここ数カ月で戦果を上げている様子を見た米国側が、長距離ミサイル「ATACMS」と長距離ロケット「GMLRS」のどちらか、あるいは両方にクラスター弾を搭載して供与することを検討中だ。

ウクライナが現在装備している155ミリ砲に搭載可能なのは最大48発の「子弾」だが、ATACMSなら約300発かそれ以上、GMLRSでは最大404発を打ち出すことが可能とされる。

https://jp.reuters.com/world/ukraine/A2RPWLARMZLEVJBOLPO7ZNC4F4-2023-09-12/