https://www.nikkansports.com/m/general/news/202309130000273_m.html
東京都狛江市の住宅で1月、住人の大塩衣与さん=当時(90)=が死亡した強盗殺人事件を指示したとして再逮捕された4人のうち、渡辺優樹容疑者(39)が使ったとみられるスマートフォンから、現場で倒れる大塩さんや住宅の外観の写真が見つかっていたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。実行役が送ったとみられる。
捜査関係者によると、フィリピン当局が押収したスマホの引き渡しを受け、警視庁が解析し判明した。事件に使われたレンタカーの写真や地図アプリで現場の住所を検索した記録もあった。
実行役らのスマホの解析では、事件発生3日前の1月16日に、通信アプリ「テレグラム」で「ババア案件」という名前のグループチャットが設けられ、「キム」を名乗る指示役が「ドアが開いたらババアをいきなりボコして大丈夫」と暴行を指示するメッセージを送っていたことも分かった。
再逮捕された4人はいずれも特殊詐欺グループの幹部で、他3人は今村磨人(39)、藤田聖也(39)、小島智信(45)の各容疑者。警視庁は当時収容されていたフィリピンの入管施設から指示したとみている。