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小渕氏「忘れることのない傷」政治団体めぐる不明朗な会計処理に

 自.民.党の選挙対策委員長に就いた小渕優子・元経済産業相は13日の党本部での記者会見で、自らの政治団体をめぐる不明朗な会計処理について「この場をお借りして改めて心からおわび申し上げる」と頭を下げた。「心に反省を持ち、決して忘れることのない傷」と表現し、「今後の歩みを見て頂いてご判断頂きたい」と話した。

 会計処理の問題は2014年に発覚し、小渕氏は経産相を辞任。元秘書が政治資金規正法違反で有罪判決を受けた。発覚から1年経って地元で記者会見を開くなど「公の場での説明を避けている」と指摘を受けていた。

 この日の会見では、発覚1年後の会見で、「質疑応答も時間(制限)なく全ての質問に、できる限り誠意を持って答えた」と説明。地元を2年以上かけて回り、「誠意を持って説明した」と述べた。

 そのうえで「もし十分に伝わっていない部分があれば、私自身の不徳のいたすところだ」と声を震わせ、「もしみなさまから何か必要なお話があるのであれば、おっしゃって頂ければと思う」と述べた。

 東京地検特捜部の家宅捜索前、パソコンのデータを保存するハードディスクがドリルで破壊されていたことから、政界でも「ドリル優子」との批判もある。

https://www.asahi.com/articles/ASR9D7T22R9DUTFK023.html