テレビ朝日の10月期改編説明会が13日、オンライン形式で行われ、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題について触れ、物議をかもしている同局のバラエティー「裸の美少年」の番組タイトルについて言及した。

 国際的にも問題となっている性加害問題。外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書を受け、事務所側は7日に会見を行い、再建へ向け藤島ジュリー景子社長の退任と、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表した。会見直後、テレビ朝日は公式サイトを通じ「ジャニーズ事務所所属タレントの出演につきましては、タレント自身に問題があるとは考えておりません。これまで通り番組の企画内容などを踏まえ、ご出演頂きたいと考えております」と、起用を継続すると発表。一方で、所属タレントを広告に起用している企業が次々と契約期間終了後には更新を行わないと発表するなど、スポンサーのジャニーズが進んでいる。

 同局は、2001年4月から、東西の次世代ジャニーズJr.による「裸の美少年」を放送している。性加害問題を受け、この番組名が「裸の少年とかジャニーズ関連の名前の付け方ひどい」と物議をかもしていた。

 番組名について、同局は「番組の企画などから、総合的に判断しているのもの」と説明。「現状、変更する予定はございません」と報告した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a9dbfcf9dec5970906b2f9bcf60ecaf6b66b4abf