テレビ朝日の10月期改編説明会が13日、オンライン形式で行われ、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題について触れ、同事務所のタレントの起用について言及した。
国際的にも問題となっている性加害問題。外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書を受け、事務所側は7日に会見を行い、再建へ向け藤島ジュリー景子社長の退任と、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表した。会見直後、テレビ朝日は公式サイトを通じ「ジャニーズ事務所所属タレントの出演につきましては、タレント自身に問題があるとは考えておりません。これまで通り番組の企画内容などを踏まえ、ご出演頂きたいと考えております」と、起用を継続すると発表。一方で、所属タレントを広告に起用している企業が次々と契約期間終了後には更新を行わないと発表するなど、スポンサーのジャニーズ離れが進んでいる。
同局は、今秋スタートの金曜ナイトドラマ「今日からヒットマン」に嵐の相葉雅紀を主演として起用。また、「TOKIO」松岡昌宏が主演を務める人気ドラマ「家政婦のミタゾノ」も10月から新シリーズがスタートし、松岡のほか「Hey! Say! JUMP」伊野尾慧が主要キャラを演じる。
性加害問題が改編に与えた影響について、同局は「影響は確認できているものはございません」と説明した。
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