(ソースより抜粋)
弁護人「(過去に服役していた刑務所の中で)繰り返し出てきた言葉はありましたか?」
青葉被告「結婚という言葉です」
弁護人「どういうことですか?」
青葉被告「福山雅治さんや『けいおん!』の声優、芸人の『あばれる君』が結婚していて、自分にも結婚させようとしているのかなと」
弁護人「誰と誰を?」
青葉被告「自分と『女性監督』とを」

13日の弁護側による3回目の被告人質問は、こんなやりとりから始まった。
青葉被告はこれまで、京アニの女性監督に一方的に好意を寄せていたとし
「ネット上の掲示板で実際にやりとりしていた」とも主張した。
一方で同じ人物を、青葉被告が応募した小説の内容を「パクった相手」とも持論を展開している。
その監督と「誰が結婚させようとしているのか?」と弁護人に尋ねられ、被告はこう述べた。

青葉被告「おそらく、ナンバーツーという方かと」

続いて当時、青葉被告がインターネット掲示板に書き込んだ言葉の数々が読み上げられ、青葉被告が自ら説明した。

青葉被告「『ナカノトモミの事件簿』という短編推理小説を送ったのは9月で、『リアリスティックウエポン』という長編小説を送ったのは11月28日でした。
その3ヶ月間で、重複箇所を全部修正して送りましたが、そのうえで落選したという負け方。”そういう負け方なので、いいんだけども”と」

青葉被告「おそらく『ナンバーツー』が、京アニに(お金を)落とすという条件で、自分の作品を落としたと。
それだけアニメ業界やゲーム業界、テレビ業界などにツテや顔が利くのはおそらく彼しかいないので。それをやられたら誰も勝てない。
『いくらなんでもそこまでするか?』と思っていました」

そして「ナンバーツー」に対する感情を、ネットに書き込み続けたという。
”「もう無茶苦茶。『相手』は諸葛孔明で余興程度らしい。ありえん。こっちは全力生き抜いているが、相手の人は」(掲示板への書き込み)”

弁護人「『相手』というのは?」
青葉被告「『ナンバーツー』です。自分が色々考えて作品を書き直したり、全力で作品を書かなきゃいけないのに、『相手』は電話1本で済む話。
向こうの『相手』は余興、遊び程度で、こっちは全力という思いで書き込んだ」

青葉被告は京アニ大賞に、短編小説「ナカノトモミの事件簿」、長編小説「リアリスティックウエポン」を送っている。