ロシアのミサイル生産加速、砲弾は米欧の7倍相当…制裁かいくぐり質より量

米紙ニューヨーク・タイムズは13日、ロシアが米欧の制裁や輸出規制をかいくぐってミサイルの在庫を増やし、2022年2月のウクライナ侵略開始前の水準に達したと伝えた。冬にウクライナのエネルギー施設への攻撃を再開することが懸念される。

 米当局者らの分析によると、制裁の影響で侵略開始から半年はミサイル生産が大幅に遅れたが、1年もたたないうちにアルメニアやトルコなどを経由して重要部品を調達する仕組みを確立し、生産が加速した。砲弾は、米欧の情報機関が当初予想していた2倍の年間200万発の製造能力になり、米欧諸国の7倍の生産量に相当するという。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20230914-OYT1T50122/