2023年09月12日
「火星の植民地化」に必要な最小人数は22人という研究結果

研究では人間の性格タイプを以下の4種類に大別し、シミュレーションを実施しました。

・愛想の良いタイプ
競争心が低く、攻撃性が低く、ルーチンワークへの執着が低い。

・社交家タイプ
競争心が中程度で、社会的相互作用において競争的であり社会的相互作用を必要としながら、ルーチンワークへの執着は低い。

・反応タイプ
競争心が中程度で、社会的相互作用において競争的で、ルーチンワークに固執する。

・神経質タイプ
競争心が強く、社交的で攻撃的、日常生活への執着が強く、退屈が苦手。

研究チームは「火星に移住してから28年間をシミュレーションする」という調査を5回にわたり実施。シミュレーションでは空気・水・食料の生産、廃棄物の処理、事故の修復など常に遂行しなければならない4つの重要タスクが設定されています。

分析の結果、火星に移住してから28年が経過したのち10人以上の人口を維持できる最小人口は「22人」だったことが明らかになりました。また、シミュレーションでは移住者の性格タイプが重要な役割を担うことも明らかになっており、研究チームは「すべての期間を通じて生存したのは『愛想の良いタイプ』のみでした」と記しています。
https://gigazine.net/news/20230912-how-many-people-need-colonize-mars/