「もともと、モデル志望というわけではなかったのですが、たまたま地元で声をかけていただいて、興味本位でウォーキングのレッスンを受けたことがデビューのきっかけです。その方に勧められて初めて受けたオーディションが西日本鉄道のCMでした」
福岡県出身の菊池日菜子は、2019年に同県で鉄道・バス事業の運営を行う西日本鉄道グループのCMに出演。その後、本格的に女優活動を始め、主に映画や配信ドラマ作品などで経験を積んできた注目の若手女優だ。
「2020年3月に地元の高校を卒業して、大学進学と芸能活動のために上京しましたが、当時はコロナ禍真っ只中。大学も5月くらいまで休講という状態で、お仕事の現場もストップしてしまったので、結局すぐに福岡の実家に戻りました。なので本格的に芸能活動を始めたのは同年の7月以降ですね」
2021年には李闘士男監督の映画『私はいったい、何と闘っているのか』や、三池崇史が演出した舞台『醉いどれ天使』に出演。さらに、LUMINEとHARUTAの広告モデルも務めた。
そして、2022年公開の映画『月の満ち欠け』の小山内瑠璃役が評価され、「第46回日本アカデミー賞」の新人俳優賞を受賞している。
ちなみに、2021年12月に開催された「第30回 全日本高等学校女子サッカー選手権大会」では約200名の中から選出され、「初代応援マネージャー」に就任したこともある彼女。中高時代は陸上部に所属し、中学では高跳びやハードル走、高校ではハンマー投げに打ち込み、九州大会で6位入賞を果たしたほどの “陸女”でもあるのだ。
「『田舎あるある』だと思うのですが、学生時代は本当にやることがなくて……。習い事や部活をやることで『何かやっている感を保っていた』というような部分はあったかもしれません(笑)。特に高校3年間は筋トレと『100本投げ』という練習ばかりをやっていたので、本当に筋骨隆々でJKらしからぬ体格でした」
2020年、事務所に入って初めての仕事となった、河合塾・河合塾マナビスの全国模試のCMでは、そんな競技の経験を活かして高跳びで美しい跳躍を披露している。
「最初は『危ないからポールも低めでいいですよ』といわれていたのですが、いざ撮ってみると『それなりの高さを跳ばないと画にならない』ということが発覚。結局、130センチぐらいの高さを跳びました(笑)」
一見、モデル体型の華奢な女の子という印象だが、どうやら実は肉体派の役者らしい。しかも、8歳から18歳までの約11年間続けた書道は、「師範資格」を持つ腕前で、まさに文武両道。
そんな才色兼備な彼女が思い描く今後の展望は?
「まずは、お芝居の道を一歩ずつ歩んでいきたいと思います。それと『25歳までに叶えたい100のこと』をメモしているので、その100のリストを少しずつ消化していきたいです。例えば写真を見るのが好きなので『このカメラマンさんにいつか撮ってもらいたい! 』とか『この憧れの女優さんといつか共演したい! 』などと書いてあるのですが、恥ずかしいのでこれ以上、リストの内容はお話しできません(笑)」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b13e56ba5f7aca882167d6914b8582402a662bb9
https://i.imgur.com/EhyoHtV.jpg