https://news.yahoo.co.jp/articles/ef91189aab3cb55197044c37c050b9cc7802242d
「男性育休取得率」鳥取県警は驚異の85% 「激務」「男性の職場」イメージを覆した秘密は?
近年、男性が育休を取得しやすくなるよう様々な動きがありますが、それに先駆けて男性の育休取得促進に取り組んできた組織があります。
それは「鳥取県警察本部」。2021年度の男性職員の育休取得率は85.1%と、驚異の数字を記録しました。一体どんな秘密が隠されているのでしょうか?
鳥取県警察本部。県民の安全と安心を守るため、日々業務にあたっています。
警察組織というと、「激務」「男性の職場」というイメージも強いですが、実は鳥取県警はそのイメージを覆す「ある秘密」がありました。
鳥取県警察本部警務課 竹永 映子 企画室長補佐
「実は鳥取県警は、男性の育児休業の取得率がとても高いんです。」
厚生労働省の調査で、民間企業などで働く男性の育休取得率は、2022年度に17.13%と過去最高になったことがわかりました。しかし、政府が2025年までに目標とする50%には半分も届かない状態です。
一方、鳥取県警の男性職員の育休取得率は、2021年度に85.1%という驚きの数字。2022年度は63.1%とやや下がりましたが、それでもかなり高い水準であることがわかります。
なぜこんなに取得率が高いのか?
実際に育休を取得した職員に話を聞くことができました。
鳥取県警警務課で勤務する本多正和さんは、次男の誕生に合わせ、今年6月から7月にかけて2週間ほど育休を取得しました。
鳥取県警察本部警務課 本多正和さん
Q.オムツ替えには慣れましたか?
「そうですね、長男の時もちょくちょくしていたので、少しずつ思い出してきたって感じです。」
取材したこの日は育休最終日。
生まれたばかりの次男と妻、そして、普段幼稚園に通う長男(5)も一緒に、家族4人水入らずの時間を過ごしていました。
鳥取県警察本部警務課 本多正和さん
「ミルクを3時間おきにあげないといけないし、オムツの気持ち悪さで起きたりもするんで、夜もなかなかまとまって寝られないですね。
それでも、やっぱりかわいいです。癒されますね。」