来年１１月５日に実施される米大統領選は野党・共和党候補による初の討論会が開かれ、早くも論戦が本格化している。同党で他候補を圧倒する存在感を示しているのはトランプ前大統領だ。
４つの事件で起訴されながら、世論調査では共和党支持層の半数以上に支持されており、本選で民主党のバイデン大統領と再び戦う可能性が高い。
トランプ氏の返り咲きはあるのか。３氏に話を聞いた。このうち、ジャーナリストの木村太郎氏の話は次の通り。木村氏は前々回大統領選で下馬評を覆して大統領に就いたトランプ氏の勝利を的中させている。

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２０１６年米大統領選でトランプ氏の勝利を予測し、的中させた。では２４年大統領選で再選するかといえば、その目はないとみている。

政策的には共和党の政策を基本的に押し通し、大胆に規制改革も進めるなど、近年、まれにみる大統領だった。共和党は昨年の中間選挙でそんなトランプ氏の人気を当て込み、大勝するはずだったが、そうはならなかった。
その時点で、トランプ氏には陰りが出たと私は見ていた。


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