TSMC進出効果 大津町の地価上昇率が全国1位 熊本
地価調査の結果が発表されました。TSMC進出の波及効果を受け、熊本県大津町の「商業地」の去年からの地価上昇率が、全国1位を記録しました。
7月1日時点の県内482地点の調査結果が公表され、県全体の変動率の平均は、1.2パーセントの上昇となりました。
(記者リポート)「国道57号沿いにあるこちらの場所。全国の商業地の調査地点の中で、最も値上がりしました。その周辺を見てみますと、マンションなどの建設も進んでいます」
大津町は「住宅地」「商業地」「工業地」全てで地価が上昇し、特に「商業地」は32.4パーセントの上昇、全国の調査地点で1位となりました。
調査にあたった県不動産鑑定士協会によりますと、TSMCの従業員らの戸建て需要が増える一方、土地の供給不足が続き、地価を押し上げているといいます。
今後も地価の上昇は続くとみられ、土地が取得しやすい菊池市などにも、上昇エリアが広がると予測しています。
去年の調査で、「工業地」の上昇率が全国1位だった菊陽町では、今年も地価が大きく上昇しています。
このほか、熊本市と周辺の自治体でも、商業施設の客足が増加傾向にあることなどから、地価が上昇しています。
また、3年前に豪雨被害を受けた人吉市や球磨村の地価は、下落率が縮小しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/560c9129121595b20f52fd7ceffa726606a54968