日本人を長時間労働から解放するための処方せん|May_Romaコラム


ところで、高収入の雇われ人と、底辺移民以外の、いわゆる「フツーの人々」はどうやって働いているかというと、
あの人らはそもそも仕事が大嫌いで、高収入雇われ人になれる様な頭脳も学歴もないとわかってますし、
資産もないし、かといって、底辺移民並みに長時間働いてももの凄く稼げるわけではないので、9時から5時までちんたら働いて、
昼から飲んじゃったり、コンピューターの入力を間違えて客が電気料金30年分請求されちゃったりするんですが、
そんなことがあってもお構いなしで、仕事が残っていても夏も春も有給は全部消化しますし、もっと稼げる職場があれば、
ハイサヨウナラと人情も何もなしに、酒場の流しの様に転職してしまいます。
そして会社が法律違反してないかどうか、労働法とか内規なんかをチクチクとチェックして(もちろん勤務時間内にやる)、
違反があれば弁護士やとって訴えて賠償金をもらって、さっさと引退するんです。

日本だったら2ちゃんに罵詈雑言を書かれていそうな人ですけど、
こっちだと「フツーの人々」はそもそもそういう人が大半なので、罵詈雑言の書かれ様がないわけです。
大半の「フツーの人々」は、自分の社会における立ち居位置というのを見切っていて、夢も希望も持たず、
自分がいかに楽しく楽にやるかと、大変自己チューな心を持って生きているというわけです。
ところが我が国では、この「フツーの人々」が、なぜか欧州の高収入雇われ人や、底辺移民並みに長時間労働していて、
なぜかそういう人々が大半で、イヤダイヤダと思いつつ、夜9時くらいまで会社にいて、有給を取れてなかったりするわけです。

つまり何がいいたいのかというと、日本の「フツーの人々」はとっとと夢も希望も捨てて目を覚ませということです。
勤務時間中は会社が法律違反していないかミチミチとチェックするとか、昼から飲酒して酒臭い息で会社に戻るとか、
ピケティ先生を読んで絶望するとか、そういう有意義なことに時間を使うことこそ人生の醍醐味といえましょう。

http://dmm-news.com/article/938287/