『スター・ウォーズ』ドラマ「アソーカ」第6話『はるかかなたで』は、“宇宙クジラ”パーギルに乗ってハイパースペースを移動中のアソーカ・タノとヒュイヤンの様子から始まった。アソーカは、パーギルによる銀河間移動がジェダイに伝わるおとぎ話に出てきたことを思い出す。その物語とは“銀河の歴史”(History of the Galaxy)と呼ばれる三部作であるという。

話題は敵の手に渡ったサビーヌ・レンに移る。前話の最後では、ヘラ・シンドゥーラに「連れ去られた」としか答えなかったアソーカだったが、ヒュイヤンに彼女が自分の意志で敵船に乗ったことを明かした。彼女の“失敗”を自分の責任だと悔やむが、ヒュイヤンはそれがサビーヌの取り得る唯一の選択肢であったのではないかと返す。

話題を戻したアソーカは、ヒュイヤンに“銀河の歴史”の物語を聞かせてくれと頼む。なんとその出だしは「遠い昔、はるかかなたの銀河系で……」であった。『スター・ウォーズ』の世界に『スター・ウォーズ』のような遠い昔を描く三部作の物語が存在したというのである。そして、それをアナキン・スカイウォーカーやアソーカ・タノといったジェダイたちはみんな知っていたというのだ。何とも頭を混乱させてくる二重構造である。

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