葬儀で故人とのお別れをする際、ドライアイスを入れたひつぎに顔を入れると、気化した高濃度の二酸化炭素(CO2)を吸って中毒になる危険性があるとして、消費者庁などが21日、注意喚起した。

 CO2中毒が原因とみられる死亡事故も起きており、同庁担当者は「ひつぎの中に顔は入れないで」と話している。

 消費者庁によると、宮城県の葬儀場で2021年5月、小窓が開いたひつぎの側で70代の人が意識不明で見つかり、その後亡くなった。20年2月には、沖縄県内の自宅に置いたひつぎに顔を入れた状態で発見された60代の人が死亡した。いずれもひつぎにはドライアイスが敷き詰められ、CO2中毒死の疑いがある。

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