リンゴ盗難防げ 弘前でパトロール出動式 | 陸奥新報
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弘前署(半澤一人署長)は20日、弘前市りんご公園でりんご盗難防止アップルパトロール出動式を行い、被害防止に向け関係者らが決意を新たにした。

同署管内では毎年、本格的なリンゴの収穫時期を前にパトロールを実施している。昨年は管内で4件(時価合計25万6000円)のリンゴ盗難被害が発生している。

同署のほか、管内4市町村、農協、防犯関係団体から41人が参加。半澤署長が「盗難はあってはならないこと。生産者を守る気持ちで日々パトロールに臨んでほしい」、桜田宏弘前市長が「生産者が安心して収穫に専念できるよう、皆さんと共に活動し、犯罪の起きない環境をつくっていきたい」とそれぞれあいさつした。

弘前地区防犯指導隊の生田鉄美副総隊長が「生産者の命とも言えるリンゴを盗む行為は断じて許すことができない。関係機関・団体と連携しパトロールと防犯広報活動を強化し、弘前地区から盗難を発生させないことを宣言する」と決意表明した。

式の後、関係者が管内のパトロールに出動した。桜田市長と半澤署長も同市下湯口のリンゴ園に出向き、野積みの危険性や車・小屋への施錠などを訴えるチラシを手渡し、盗難被害防止を呼び掛けた。