学名に「シノビ」 伊賀で新種のゲンゴロウ 発見は19年前
2023年9月21日 239

【2021年に新種と認定された「イガツブゲンゴロウ」(左・提供写真)について説明する武田さん=伊賀市四十九町で】

 2004年5月に当時の三重県上野市(現・伊賀市)内の農業用ため池で、名張市桔梗が丘5の歯科医師、武田恵世さん(65)が採取した水生昆虫のゲンゴロウが、21年6月に日本昆虫分類学会の学会誌で紹介され、新種と認定された。発見場所の伊賀にちなみ、学名に「shinobi(シノビ)」、呼称にも「イガ」が付けられており、9月21日に伊賀市役所で報道関係者に向けて解説した武田さんは「経年劣化などで池の荒廃や廃止などが進む中、保護の動きを進めたい」と呼び掛けている。

https://www.iga-younet.co.jp/2023/09/21/81042/