インド政府、カナダ人向けビザ発行を停止 トルドー首相の発言影響か

6月にカナダ国籍のシーク教徒がバンクーバー近郊で殺害された事件を巡り、カナダのトルドー首相が「インド政府の関与」を主張したことを受けて、両国の関係悪化が懸念されている。

 インド外務省のバグチ報道官は21日に開かれた会見で、「(インド人に対する)暴力の扇動やカナダ当局の不十分な対応、我々の総領事館などの活動を妨げる環境がある」と述べ、カナダ人向けの全てのビザ業務を一時停止したと明らかにした。バグチ氏は、今回のカナダ政府の主張を「政治的な動き」と批判し、「(我々に)事前も事後も、事件に関する特段の情報提供はなかった」と主張した。

https://www.asahi.com/articles/ASR9P02HFR9NUHBI02S.html