スタート時はまるでドラッグマシン!? MotoGPマシンはシーンによって車高が変わる!

年々新しいチャレンジが行われているMotoGPマシン。ここ最近の目に見える進化はホールショットデバイスとライドハイトデバイスだ。ドゥカティから始まったこの2つの機構は全メーカーに普及。今シーズンからドゥカティは走行中もフロント下げる機構を導入したが……
最近のMotoGPのスタート前の儀式と化しているホールショットデバイス設定の手順。ジャックナイフでフロントのホールショットデバイスをロック。リヤのシェイプシフターを下げる。全開でクラッチ繋ぐ。1コーナーのブレーキングでフォークをフルボトムさせるとロックが外れる

昨今スタート直後の1コーナーの突っ込みで、追突・接触事故が頻発しているのは、このホールショットデバイスのロックを外すためのフルブレーキが原因になっている可能性がある。一定以上の強い減速でフロントに荷重をかけないと、フォークのロックが外れず、車高が下がったままになってしまうので、スタートに失敗したり、渋滞に巻き込まれて失速してしまったときほど、急激なブレーキングでロックを解除する必要があり、その時に後続のマシンが追突してしまうのではないか。もしそうなら、ホールショットデバイスの使用については再考が必要だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bcc6eaf2f4713e1f58ca275935ffc12ec28185a

サスのストロークがほとんど無くなったホールショットデバイス使用時のマシン
https://i.imgur.com/MPfhcKZ.jpg
https://i.imgur.com/veCA6KE.jpg
ノーマル時
https://i.imgur.com/ocAlE2e.jpg

スタート儀式動画は>>2以降で