日本産の水産物など中国大陸に密輸しようとしたか 香港当局が中国人ら6人を拘束

香港の税関当局は、日本産の水産物などを香港から中国大陸に密輸しようとしたとして、中国人ら6人を拘束しました。

福島第一原発の処理水放出を受け、中国政府は日本産の水産物を全面的に禁輸しています。

香港メディアによりますと、税関当局は先週、香港沖を航行していた不審な船を摘発し、
船内から、密輸品とみられるロブスターのほか、日本産の冷凍水産物や牛肉など約5.5トン(7500万円相当)を押収しました。

税関当局は、中国や南アジアの国籍を持つ乗組員6人が、許可なく貨物を中国本土へ輸出しようとしたとして、拘束したということです。

日本産の水産物をめぐっては、福島第一原発の処理水放出以降、中国政府が全面的に中国本土への輸入を禁止しています。
一方、香港では、福島など10都県以外の水産物は、香港での放射線検査を条件に輸入を認めていて、
香港メディアは、一部の業者が香港を経由し、日本の水産物を中国大陸に密輸する可能性があると報じています。

https://news.ntv.co.jp/category/international/8159e6f8b00246bd84d6f3d1703e78d4