【独自調査】マイナカード「未交付」72万枚超の謎 数年前の古いカードも破棄されない役所側の事情とは
2023年9月25日 06時00分

 申請したマイナンバーカードができたのに本人がまだ受け取らず、保管されている「未交付」のカードが7月末時点で、少なくとも首都圏に72万枚あることが本紙の調査で分かった。

 この中には、本来なら廃棄されるような古いカードも混ざっている。なぜ受け取りにこないのか。役所に眠る大量の未交付カードの謎に迫った。(デジタル編集部・福岡範行、小寺香菜子)

◆カード必要ない?忙しい?
 本紙が確認した「未交付」は、72万5776枚。カードを受け取りたいと申請した総数の5%ほどにあたる。

 これは東京23区と首都圏の県庁所在地、政令市のうち、本紙のアンケートに回答した28区市の数字を足し合わせたものだ。このうち新宿区は2022年1月以降に申請があった未交付分を答えた。

 アンケートは8月に尋ねた。千代田区はアンケート回収後の取材に、8月末時点の未交付は1275枚だったと答えた。大田区と宇都宮市は未回答だった。

 各自治体に未交付の理由を尋ねると、「申請したが、現在は必要ないと感じているのでは」「受け取りが面倒」「(本人が)忙しい」ことなどを挙げた。

※以下ソース※

https://www.tokyo-np.co.jp/article/279085?rct=t_news