https://japan.zdnet.com/article/35209362/
Intelの最高経営責任者(CEO)であるPat Gelsinger氏は、年次イベント「Intel Innovation 2023」の基調講演で、2024年と2025年に発売される予定の新型プロセッサーの性能をアピールした。同社は、2024年に「Arrow Lake」と「Lunar Lake」を発売する。また、2025年には「Panther Lake」が登場する予定で、Gelsinger氏は、うわさされていたこのコードネームを正式に認めた上で、この製品の設計は「かなり進んでいる」と語った。
同氏は、Luner Lakeを使用したコンピューターのプロトタイプでデモンストレーションを行い、これらの製品の準備が着実に進んでいることをアピールした。このプロトタイプは、「LabCSF」というラベルが張られた青い箱に入っており、「キャッシュのクリア」や「仮想バッテリー」などの技術的な操作が行えるものになっていた。また同氏は、Intelが台湾積体電路製造(TSMC)とサムスンに奪われたチップ製造市場の主導権を取り戻すために開発した製造プロセスである、「Intel 18A」で製造されたウエハの実物を紹介した。

 CCS InsightのアナリストであるJames Sanders氏は、これらの技術デモンストレーションは、長年苦戦を続けていた同社にとってよい前兆だったと述べている。「Intelはエンジニアリング主導の企業だという雰囲気が戻ってきたことは間違いない」とSanders氏は言う。「これは、長い間財務主導で経営されてきた同社が世に示すべきイメージだった」

長いのでイカソース