和歌山 有田川町とJAが協定 移動販売で過疎地の高齢者支援

食品の移動販売を通じて過疎地の高齢者などを支援しようと、有田川町と地元のJAが協定を結びました。

この協定は、有田川町とJAありだが結びました。

町役場で行われた締結式では、有田川町の中山正隆町長とJAありだの森田耕司組合長が協定書に調印しました。
このあと、中山町長は「移動販売の開始を地域の方も非常に喜び、期待している」とあいさつしました。

協定は、人口2500人余りのうち、65歳以上の高齢者の割合が56%を占める山間部の地域で、町の中心部の役場から20キロ余り離れた清水地域を対象に、JAが野菜などの食品の移動販売を行い、町がその経費を1営業日当たり7200円余り補助します。

移動販売は来月2日から日曜日を除く週6日行い、地域を巡回して買い物の支援をしながら高齢者の見守りも行います。

JAありだの森田組合長は「地域に貢献したいと以前から考えていた。移動販売が地域の人口減少に歯止めをかける存在になってほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230925/2000078163.html