日本はパレスチナ支援に慎重さ必要、イスラエル大使が指摘

[東京 12日 ロイター] - イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は12日の記者会見で、日本はパレスチナへの援助に関し慎重な姿勢を取り、イスラエルに攻撃を仕掛けたイスラム組織ハマスが日本の援助をどのように扱っているかという点を考えるべきだと述べた。

日本は、さまざまなスキームを通じてパレスチナに援助を提供している。外務省が6月に公表した文書によると援助額は過去10年間で総額23億ドルとされる。

コーヘン大使は「日本は慎重になり、ハマスが援助をどうしているかに目を向けるべきだ」と述べた。またハマスの攻撃を日本が「テロ攻撃」と指摘し、イスラエルには自衛の権利があるとの立場を取っていることを評価した。

松野博一官房長官は午前の会見で、ハマスなどパレスチナ武装勢力によるイスラエルへの攻撃について「テロ攻撃を断固として非難する」と語った。

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