そして、教団本部のある韓国では、ある異変が...。

解散命令を請求することが決まった12日、FNNは韓国ソウルの教団施設を緊急取材。
そこで見えてきたのは、資金繰りに苦心する教団の窮状だ。

ソウル市内にある建物は、旧統一教会が拠点としている教会。
この教会の建物と土地について、売却に向けた手続きが進められていることがわかった。

入り口にはキリストの像に加え、仏教の銅像、そして、儒教の孔子像が並んでいた。

12日も信者らしき人の出入りがある一方で、この土地と建物について、日本円でおよそ220億円で売却の手続きが進められているというのだ。

われわれの取材に気付いたのか、職員らしき人物がこちらの様子をうかがう。

職員「教会職員ですが...日本から来ましたか? 道中でどこを撮ろうとかまいませんが、でも、うちの教会を撮ってますから」

韓国の宗教ジャーナリストは、教団の窮状は、日本からの献金が減っていることと関係していると指摘する。

宗教ジャーナリストのオ・ミョンオク氏「国内(韓国)にある不動産を売却することがしばしばです。日本からの献金が減っているため、財政危機に陥っているようです」

今回の解散命令請求の決定を受け、旧統一教会側は12日午後、「このような決定がなされたことは、当法人として極めて残念であり、遺憾に思っております。
今後は裁判において、わたしたちの法的な主張を行っていく予定です」とコメントを発表。

文科省は13日にも解散命令を東京地裁に請求する見通しで、裁判所からの解散命令が出た場合、教団は宗教団体としての活動は続けられるものの、税制上の優遇措置はなくなるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f40e68d3b0519abdfe3de6319a749c6a411dce2b