ハマスに監禁された女性が「クッキーとコーヒー」をふるまって生き延びた | 「人はハングリーだとアングリーになるから」 | クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/news/archives/340908/
「甘いものでも食べなさい」

パレスチナ自治区ガザ地区から約40キロ離れたイスラエルの町オファキムで、
武装集団ハマスがラヘル・エドリと夫のダビデの自宅に押し入り、20時間にわたり監禁を続けた。
救出には夫妻の息子で警察官のエヴィも関わった。

米「ABCニュース」や地元メディア「タイムズ・オブ・イスラエル」は、夫妻が無事に生還するまでの一部始終を報じている。
注目されたのは、警察官が到着するまでにラヘルがしていたことだった。
彼女はハマスの戦闘員たちに食事をふるまい、時間を稼いだのだ。

寝室から侵入したテロリストたちは皆、手にカラシニコフと手榴弾を持っていた。
しかし、ラヘルは臆せずに「あなたたち顔が真っ白よ。何か甘いものを食べなさい」と、彼らをテーブルに座らせ、コーヒーとクッキーを勧めた。
「私は彼らにチキンも作ってあげましたよ。お腹が空いていれば、人は怒りやすくなるのはわかっていましたから」
(以下略)