
Instagramで親パレスチナ的投稿を行っていたアカウントが突如ロックされる、Metaは「セキュリティ上の問題が原因」と報告
https://gigazine.net/news/20231027-pro-palestinian-instagram-account-locked/
パレスチナのガザ地区では、イスラム原理主義組織であるハマスとイスラエルが大規模な軍事衝突を続けており、記事作成時点で7000人以上の死者が出ていることが報じられています。
今回の軍事衝突では、両勢力の戦闘や被害の様子がSNSで大量に拡散されています。
そんな中、Instagramで600万人以上のフォロワーを持ち、親パレスチナ的な投稿を行ってきたあるユーザーのアカウントが「セキュリティ上の理由」をもとにロックされたことが報告されています。
Instagram上で600万人以上のフォロワーを持つアカウント「@eye.on.palestine」はこれまで、ガザ地区での戦闘の様子や、戦闘に伴う負傷者の動画や画像を投稿していました。
「@eye.on.palestine」が投稿する動画や画像は、ガザ地区に住むパレスチナ人の視点からのものであることから、一般のユーザーやジャーナリストにとって貴重なコンテンツとなっていました。
しかし、2023年10月25日頃から「@eye.on.palestine」の投稿を確認しようとすると、
「このページはご利用いただけません。リンクに問題があるか、ページが削除された可能性があります」とのメッセージが表示されるようになりました。
同様に、「@eye.on.palestine」のバックアップ用サブアカウントである「@eye.on.palestine2」も利用できなくなっていることが報告されています。
この影響はInstagramだけにとどまらず、「@eye.on.palestine」に関連するFacebookアカウントやThreadのアカウントも閲覧不可能になりました。また、X(旧Twitter)では「@eye.on.palestine」のアカウントが削除されています。
Metaの広報担当者であるアンディ・ストーン氏は「@eye.on.palestine」関連のアカウントを停止したことについて「これらのアカウントには、セキュリティが侵害されている兆候が見られたため、セキュリティ上の理由からこれらのアカウントをロックしました。
現在、Metaはアカウントの所有者と連絡を取り、ロックを解除するよう手続きを進めています」と述べ、投稿したコンテンツが問題でアカウントがロックされているわけではないことを強調しました。