立民、性別変更で法案検討 違憲判断で３要件削除
https://www.sankei.com/article/20231102-MHAV2OSXHRLJBPJMFU6BB54MJE/
立憲民主党の長妻昭政調会長は２日の記者会見で、性同一性障害特例法に規定された性別変更の５要件のうち、３要件を削除する改正案の国会提出を検討する考えを明らかにした。
生殖能力をなくす要件を憲法違反とした最高裁の判断を踏まえた。今後、党内の議論を本格化させる。
削除を検討するのは①生殖機能がない②未成年の子がいない③変更後の性別の性器部分に似た外観がある―の３要件。
長妻氏は「与党内には法改正に賛否両論がある。政府に先駆けて法案提出を準備し、議論をリードしたい」と述べた。
最高裁は１０月２５日、生殖能力喪失の要件を違憲とする一方、外観要件については差し戻し、高裁段階での再審理を求めた。
立民幹部は外観要件についても「時代にそぐわない」として削除すべきだとの考えを示した。
