神戸市人口が150万人割れ 原因は本当に「震災」だけなのか? 衰退するニュータウン、貧弱な子育て施策、そもそも危うかった都市経営モデル
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dd7ed0fdfafc9f024db87395663b00c513e169f

 10月12日、神戸市は2001(平成13)年以来22年ぶりに人口が150万人を下回ったと発表した。市の統計によれば、10月1日時点での推計人口は149万9887人。2011年のピーク時の154万5000人からは減少している。



 既に福岡市、川崎市に人口順位で抜かれ、全国20の政令指定都市の中で7番目まで転落している。日本を代表する都市のひとつだった神戸市で、人口減が続く理由はなぜなのか。

 記者会見で、久元喜造市長は人口減の理由について

「(阪神・淡路大震災の影響が)ボディーブローのように効いてきた」

と述べた。

 1995年の阪神・淡路大震災の復興事業が財政を圧迫し、まちづくり施策が後手に回ったとの見方である。本当に震災により、施策が遅れたことが原因なのだろうか。まず、この点から検証してみよう。
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