2020年のインド全体の出生率は2.0だが、数値は州ごとに大きく異なる。所得水準が比較的高いとされる北部のデリー準州や西部のマハーラーシュトラ州、南部のカルナータカ州やタミル・ナドゥ州などで、低出生率の傾向が読み取れる。
逆に所得水準が比較的低いとされる北部のビハール州やウッタル・プラデシュ州などでは、インド全体より出生率が高い。所得水準によって出生率が左右される状況がみてとれる。また、農村部の出生率が2.2なのに対し、都市部は1.6。同じインドでも、居住地域によって出生率が大きく異なることが分かる。

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