ハリス米副大統領は2日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで記者団に対し、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に関して「あまりに多くの罪のないパレスチナ人が殺されている。市民の苦しみの甚大さやガザの映像や画像は、率直に言って衝撃的だ」と語った。

ハリス氏は「イスラエルが自国を防衛する際、国際的な人道法は尊重されなければならない」と指摘。
また、「イスラエルは無実の市民を守るため一層努めなければならない」として、攻撃拡大に自制を促した。

 ハリス氏はこの日、UAEのムハンマド大統領らアラブ諸国の首脳らと相次いで会談し、戦闘終結後のガザの統治について意見交換した。
エジプトのシシ大統領との会談では「米国はいかなる状況でも(イスラエルによる)パレスチナ人の強制移住やガザの包囲、境界の画定を容認しない」と述べた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023120300208&g=int