
バイデン大統領「プーチンを止めなければ」…ウクライナへの全土攻撃受け、国連安保理は緊急会合
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231230-OYT1T50101/
【ワシントン=田島大志、ニューヨーク=金子靖志】米国のバイデン大統領は29日、ロシア軍のウクライナ全土への大規模攻撃に関し声明を発表し、「プーチン(露大統領)はウクライナを消滅させ、国民を屈服させようとしている。彼を止めなければならない」と訴えた。
米議会に対し「議会が行動を起こさない限り、武器や防空システム供与を続けることはできない」と強調し、支援継続に向けた緊急予算の承認を改めて要求した。「同盟国や友好国、ウクライナを失望させるわけにはいかない。呼びかけに応えられなければ、歴史に厳しく裁かれる」とも呼びかけた。
一方、国連安全保障理事会は29日、露軍による大規模攻撃を受けた緊急会合を開いた。日本や米欧などはロシアの攻撃を非難し、即時撤退を求めた。
英国のバーバラ・ウッドワード国連大使は「ロシアは戦争開始以来、最大規模のミサイル攻撃を行った。しかも人口集中地区の住居や病院、ショッピングセンターを狙った」と非難した。