原子力規制委員会事務局の原子力規制庁によると、原発の約30キロ圏内に約120カ所あるモニタリングポストのうち、輪島市や穴水町など原発の北側20~30キロ付近で地震発生以降、測定できていない。
担当者は「壊れているのか、土砂などで埋まっているのかなどの状況は分からない」と話す。

 2011年3月の東京電力福島第1原発事故では、福島県が設置していた24台のモニタリングポストのうち23台が測定できなくなり、放射線量の把握が難航。
結果的に、多くの避難者が放射線量が高い地域に逃げ、被ばくを強いられた。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/300509