「加工肉を毎日50g食べると、大腸がんのリスクが18%増す」という衝撃的なニュースが2015年10月、
世界中を駆け巡りました。加工肉とはハム、ベーコン、ソーセージなどのこと。
50gはベーコンなら約2枚、大きなホットドッグに入ったソーセージなら1本程度。
このニュースの発信源は、WHO傘下の「国際がん研究機関(IARC)」がフランスのリヨンで開催した会議です。
世界10カ国から22人の科学者が集まり、
これまでの約800の研究論文から、加工肉などの消費量と発がん性を総合的に評価しました。
その結果、発がん性があるかどうかについて科学的根拠の強さにより5つのグループに分けたなかで、
加工肉は最も根拠が強い「グループ1、発がん性がある」と判定。
大腸がんに対する影響だけでなく胃がんとの関連も示唆しました。
同じグループ1に分類されているのはタバコ、アルコール、紫外線やアスベストなど。
加工肉は、これらと同等のリスクがあるというわけです。
https://president.jp/articles/-/21337?page=1