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アメリカ各地が厳しい寒波に襲われており、17日までに少なくとも21人が死亡した。
テキサス州内は深刻な停電に見舞われており、そうした中で「生き延びるのは強者のみだ」と主張した市長は批判され、辞任した。

「自分で何とかしろ」と主張の市長は辞意

こうした中、テキサス州中部コロラドシティ(人口約4000人)のティム・ボイド市長は16日、
フェイスブックに「生き延びるのは強者のみだ、弱者は死んでしまう」と投稿した。

ボイド氏はすでに削除された長文の投稿で、
「ちょっと時間ができたので、一部の人の気持ちを傷つけてみる」と前置きし、「泣いてほどこしを待つのをやめろ」と主張。
「あなたやあなたの家族にために、誰も何も、何かしてやる義理などない。
自治体には、こういう時にあなたを支えてやる責任などない! 浮くか沈むか、それは自分で決めろ! 
市も郡も電力提供者もその他のサービスも、どこも、あなたに何かしてやる義理などまったくないんだ!」と強い調子で書いた。

「みんな電気と水がない状態におかれてしまって、残念だ。そう! でも自分で何とかできるやつに、こちらから提供なんかしてやるものか!」

「神様はこういう時に自分で自分を支えるための道具を与えてくれた。少数の人間が働くからと信じさせて、
それ以外はほどこしに依存するようになる、これは残念ながら社会主義政府の産物だ」とも、ボイド氏は書いた。

https://www.bbc.com/japanese/56107849