「目白御殿」全焼、真紀子氏「ろうそくの火は消した」「窓ガラスが割れるような音」

 東京都文京区の田中角栄元首相の旧邸宅が全焼した火災で、火元の住宅1階の仏壇付近が激しく燃えていたことが、警視庁への取材でわかった。長女の田中真紀子元外相(79)は、「線香を上げていた」と説明しており、警視庁は線香の火が出火原因とみている。

 警視庁は9日、消防と合同で現場の実況見分を行った。真紀子氏と夫の直紀元防衛相(83)も立ち会った。

 警視庁幹部によると、真紀子氏は8日昼頃、仏壇のろうそくにマッチで火をつけ、線香2本を上げた後、ろうそくの火は消したと説明。「窓ガラスが割れるような音がしたので外を見たら、煙が上がっていた」と話しているという。

 火災は8日午後3時15分頃に発生。木造2階建て住宅約800平方メートルが全焼し、敷地内の平屋住宅の一部も焼けた。真紀子氏夫婦は当時、普段生活する平屋住宅におり、けがはなかった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240109-OYT1T50200/



旧田中邸「目白御殿」全焼、警視庁が実況見分…仏壇の線香から燃え広がったか
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240109-OYT1T50132/