盗撮をするために基地内の女性用トイレに侵入するなどしたとして、航空自衛隊三沢基地は、20代の男性自衛官を1月10日付で停職3か月の懲戒処分としました。
懲戒処分となったのは三沢基地第3航空団飛行群に所属する20代の男性空士です。三沢基地によりますと、この男性空士は2023年5月30日、盗撮をするための下見として基地内の女性用トイレに侵入。翌日31日に、再度侵入してスマートフォンを設置しましたが、トイレの利用者がこれを発見しました。
その後、スマートフォンは男性空士の所有物だと判明。基地では男性空士に単独行動をさせないために他の自衛官に行動を観察させ、事実確認を進めていましたが、2023年8月23日の深夜。男性空士は基地内の女性用更衣室に侵入して、そこにあった衣類を使って自慰行為をしようとしていたということです。
三沢基地の聞き取りに対し、男性空士はすべての行動を認めていて、女性用更衣室には過去に10回程度侵入していたと話しているということです。
このため、三沢基地は1月10日付で男性空士を停職3か月の懲戒処分としました。
また、男性空士は2023年12月12日付で器物損壊と建造物侵入の罪で罰金30万円の略式命令を受けているということです。
三沢基地司令の大嶋善勝空将補は「三沢基地に所属する隊員が本事案を生起させたことは誠に遺憾です。今後このような事案が再び生起することのないよう引き続き規律維持に努めて参ります。」とコメントしています。
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