
日本維新の会の馬場伸幸代表は16日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、2025年大阪・関西万博の運営で赤字が出た場合は維新に政治的責任があると述べた。
「責任の取り方は維新のメンバーで協議して決めたい」とした。
馬場氏は、維新の看板政策「大阪都構想」の是非を問う住民投票の否決を受けて橋下徹、松井一郎両氏が政界を引退したことに言及した。
「辞めることが責任を取ることになるかどうかは別の議論だが、覚悟を持ってリスクを取る政治を続けている」と強調した。
仮に赤字が出た際は「国と大阪府・市、経済界が費用負担するルールが決まっているので、3者で話し合ってもらわなければならない」とも指摘した。
日本国際博覧会協会は昨年12月、万博の会場運営費が当初見込みの1.4倍となる1160億円に膨らむと発表。主に入場券収入で賄う。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA16ANF0W4A110C2000000/