23(火)~25(木)にかけて、日本付近では冬型の気圧配置が強まり、この冬一番強い寒気が流れ込む予想です。今回は寒気が長期にわたって滞在するため、テレビ朝日では「寒波」と表現しています。

■九州や四国でも雪予報

今回の寒波は、西日本から北日本を覆うため、広い範囲で大雪や猛吹雪が予想され、九州や四国など比較的温暖な地域でも雪が降る見通しです。暖かい地域では冬タイヤに交換しない人も多く、過去に雪が降った際はスリップ事故が相次ぎました。気象情報や交通情報を確認し、無理をしないことが大切です。

■北陸や近畿北部はドカ雪に

今回の寒波で一番の大雪が予想されるのは、北陸から近畿北部にかけてです。日本海には発達した雪雲の帯である「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」が発生し、北陸から近畿北部にかけて大雪をもたらす恐れがあります。ひとたびJPCZの雪雲がかかってしまうと、除雪が追い付かないほどの大雪になります。車の立ち往生が発生したり、雪の重みで家屋が倒壊したりしてしまう可能性も考えられます。

■注目したい気象情報

大雪に関して注意や警戒を呼びかける情報には「大雪注意報」や「大雪警報」などがあります。さらに、短時間に積雪が急増し、重大な災害の発生する可能性が高まり、今後も大雪が続くような場合には、気象庁から「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されます。この情報が発表された場合は、車の運転を止めて安全なところに退避するなどの対策が必要です。
https://news.livedoor.com/article/detail/25741829/
■太平洋側でも雪や低温注意

太平洋側の地域も油断できません。24(水)ごろには、名古屋にも雪雲が流れ込み、交通機関が乱れる可能性がありますし、雪の降らない地域でも厳しい寒さが予想されています。

天気予報を確認し、地元気象台の発表する情報に留意するようにしてください。