「注文画面を見ると確かに見た目は似ています。SHEINのショルダーバックの価格は382円。ユニクロのものと比べると4分の1ほどです。届いたSHEINのバッグをユニクロのものと比べると、確かによく似ています。」(角谷キャスター)

素人目にはよく似ているように見える2つのバッグ。カバンなどのデザインから販売までを手がける「新進工房」で、プロの目により2つのバッグの違いを見てもらいました。

「まず形がほぼ同じ。この『はみ出し』という作り方だが、これは別にあってもなくてもどっちでも大丈夫だが、ユニクロの方にも入っていて、SHEINの方も入れられている」

「ショルダーベルトのつけ方にもいろんな方法があるが、ここから1本出ていて、角カンというが、ここを通しているつくりとか、職人から見てもユニクロを見て作っているという印象を受ける」(どちらも「仙入」の仙入雅之取締役)

プロの目から見ても似ているという判断でした。

さらに別のSHEINのバッグでは「このユニクロのポケットも作りが全く一緒。ポケット1個に対してステッチがあって、2つスペースがある。(SHEINも)同じくポケットに対してステッチが入って、2つスペースがある。全く同じ作りになっている」(仙入取締役)

中の作りもほぼ同じ。ここで職人が感じたのは、ユニクロのバッグをもとに型紙を作ったのではないかという疑問です。

型紙とはバッグなどを作る際の設計図のようなもの。新しい商品を作る際は10回ほど作り直す必要があるという重要なものです。

確認するためにパーツごとに分解してみると「バッグの状態よりもどれだけ一緒なのかわかりやすい。見てもらったらわかると思うが、カーブの形がほぼ同じ。バッグでここまで同じなのはなかなかない。ユニクロのバッグを購入して解体して、その形をとって、型紙に落として作っている可能性もあると思うほど酷似している」(仙入雅之取締役)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/457d00978c56ecd5efcd9dac4c918ee6450852bc?page=1