https://gigazine.net/news/20240128-sc-movies-150/

音楽や映画など若者カルチャーを主に扱うアメリカの隔週雑誌「ローリング・ストーン」は、
恒例企画として「史上最も偉大なシンガー200人」や「歴代最高の曲500曲」など、独自のランキングを発表しています。
2024年1月1日には、ローリング・ストーンは「史上最高のサイエンス・フィクション(SF)映画ベスト150」として、
科学技術や未来、管理社会などをテーマにした映画150本をランキング形式で紹介しています。

ローリング・ストーンはSF映画について、「もしSFが存在しなかったら、あるいは科学が研究としてのみ進化してエンタメに波及しなかったら、映画はどんなに退屈なものになったでしょう。
宇宙の彼方や私たち自身の社会の将来ありえる姿を舞台にした思索的で想像力豊かな物語は、さまざまな映画を見たい私たちの希望を満たし、
そしてこれらの映画はさまざまな科学的・社会的問題についてビジョンや深い質問を投げかけ、考える機会を与えてくれます」と語っています。

ローリング・ストーンによると、初めは「SF映画ベスト100」を作成しようとしたものの、議論が紛糾するにつれて100本にとどめることはできなかったため、
50本を追加したベスト150となったとのこと。
なお、このランキングでは一部の例外を除いて「スーパーヒーローもの」はSF映画とは考えられていません。

ローリング・ストーンのランキングは以下の通り。

◆1位:2001年宇宙の旅(1968年)
ローリング・ストーンが挙げる歴代のSF映画ナンバーワンは、スタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークの「2001年宇宙の旅」。
キューブリックの映像はSF映画のベンチマークとも言えるアイデアを、50年たった今でも見る人に与えてくれます。
ローリング・ストーンは「キューブリックが、SF映画としての新しい慣習や視聴者に空想科学について考えさせる説得力など、これらすべてを大衆芸術の形式で実現し、
刺激的な素材に飢えている観客の琴線に触れ、数十年経った今でもそれが最先端で共感を呼ぶものであることは、神としか言いようがありません」と熱弁しています。

◆2位:ストーカー(1979年)
◆3位:未知との遭遇(1977年)
◆4位:ブレードランナー(1982年)
◆5位:エイリアン(1979年)
◆6位:アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年)
◆7位:トゥモロー・ワールド(2006年)
◆8位:メトロポリス(1927年)
◆9位:スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年)
◆10位:マトリックス(1999年)
◆11位:スターシップ・トゥルーパーズ(1997年)
◆12位:地球の静止する日(1951年)
◆13位:地球に落ちてきた男(1976年)
◆14位:メッセージ(2016年)
◆15位:オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年)
◆16位:ターミネーター2(1991年)
◆17位:エターナル・サンシャイン(2004年)
◆18位:SF/ボディ・スナッチャー(1978年)
◆19位:猿の惑星(1968年)
◆20位:惑星ソラリス(1972年)
◆21位:遊星からの物体X(1982年)
◆22位:スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年)
◆23位:スノーピアサー(2013年)
◆24位:マイノリティ・リポート(2002年)
◆25位:クォーターマス・アンド・ザ・ピット(1967年)
◆26位:ザ・フライ(1986年)
◆27位:アルファヴィル(1965年)
◆28位:未来世紀ブラジル(1985年)
◆29位:エクス・マキナ(2014年)
◆30位:マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年)
◆31位:ラ・ジュテ(1962年)

◆32位:アキラ(1988)

◆33位:ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年)
◆34位:エイリアン2(1986年)
◆35位:her/世界でひとつの彼女(2013年)
◆36位:禁断の惑星(1956年)

◆37位:ゴジラ(1954年)