――ちなみに、堀井さんのアドベンチャーゲームでは採用されませんでしたが、
マルチエンディングはどう考えておられますか?

堀井氏:
マルチエンディングはプレイヤーが見なかったエンディングが気になっちゃってしょうがないと思うんです。
気持ちがすっきりしない。
たとえば映画で10通りくらいあるパターンがあるエンディングを作ったとして、
残り9回見なきゃいけないのかということですよね。

プレイヤーの労力が無尽蔵にあるんならやっても面白いと思うんですけど、
分散するような気がして、そのへんとのバランスですよね。
エンディングはマルチもありとは思うんですけど、そのへんをまずクリアしないと。
https://automaton-media.com/articles/interviewsjp/20171215-59185/