FIFAランク17位の日本代表と31日の決勝トーナメント1回戦で激突する同86位のバーレーン代表は27日、1日のオフを挟んで活動を再開した。韓国と同じE組を1位抜けしたチームの秘密を探るべく、練習に突撃取材を敢行。地元メディアやチーム広報に特長やキーマンなどを聞いた。日本代表は28日に全体練習を行わず休養日とした。
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バーレーンでは今も04年アジア杯準決勝で日本に延長戦の末に3―4で惜敗した記憶は色あせていない。広報のモハメド氏は「我が国のサッカー界にとって最も悲痛な瞬間だった。だからこそ、雪辱を果たす機会にチームは興奮している」と明かした。
史上初の1次リーグ首位通過を支えたのが「チーム力」と「堅守」だ。初戦の韓国戦で3失点したが、続く2試合は無失点と調子を上げる。攻撃では鋭いカウンターとセットプレーが強力な武器だ。地元紙アル・ワタンのフセイン氏は1メートル94の長身FWユスフをキーマンに指名。押し込まれる展開を予想しつつ、「ヨルダン戦で決めたようなカウンターが勝負を分ける」とみている。
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広報によると「旅行会社が20台のバスを用意した」だけでなく、「カタールへの日帰り旅行や試合チケットの手配など政府から多大な支援がある」という。大勢のファンで日本の完全アウェーは必至。厳しい戦いが待ち構えていそうだ。
https://mainichi.jp/articles/20240129/spp/000/002/002000c