>>662
主人公は本当はヒロインのことが好きなのに意地を張って本音を伝えない。
主人公のことが大好きなヒロインはそんな主人公に好きといわせたい。
こんなやり取りを何年も繰り返していい加減マンネリ化してきてとうとう最終回、
最後の最後まで主人公は意地を貫き通したがヒロインは相手の本心にようやく気付けた。
「一生かけて(好きだと)いわせてみせる」は「一生あなたにつきまとってもいいの?」という逆プロポーズであり
「いまわの際に(好きだと)いってやる」は「一生、側にいてくれ」という返答に他ならない。
こうしたやり取りを経て二人はいつもの日常へと回帰していく。これが高橋留美子が出した回答、物語の終幕。
ここで「一生かけて」と「一生かけても」だと大きくニュアンスが異なると指摘されるのはこうした所以。