アングル:中国の過剰生産、欧米との貿易紛争刺激 国内改革も進まず

[北京/フランクフルト 29日 ロイター] - スイスのソーラーパネルメーカー、マイヤー・バーガー(MBTN.S), opens new tabは、中国メーカーとのし烈な競争にさらされている。赤字のドイツ工場は、ドイツ政府の財政支援がなければ閉鎖もあり得るという。

グンター・エルフルト最高経営責任者(CEO)は「中国メーカーは欧州で、意図的に生産コストをはるかに下回る価格で販売している」と指摘。「中国の太陽電池業界がそんなことができるのは、何年も前から戦略的に数千億ドルもの補助金を受けてきたからだ」と憤まんを隠さない。

西側諸国と中国は、米国がトランプ政権下の2018年に発動した対中制裁関税を契機に貿易戦争を繰り広げている。欧州連合(EU)には、過剰生産能力を抱える中国が安価な製品をあふれさせていることへの懸念が台頭。新たな「戦線」が開かれた。

欧州委員会も生産重視、債務主導の中国の発展モデルが世界に及ぼす影響に対抗すべく、保護主義的な通商政策へと傾いている。

↓続き
https://jp.reuters.com/markets/treasury/WAXIST3PXFL2XDEUARLCLPPTIE-2024-01-30/