米モンサントの除草剤「ラウンドアップ」が原因でがんになったと主張する男性(49)が同社と親会社の独バイエルに損害賠償を求めた訴訟で、ペンシルベニア州の陪審が先週、両社に22億5000万ドル(約3300億円)の支払いを命じる評決を下した。

原告側の弁護士が29日に発表した。

男性は自宅敷地内で20年間ラウンドアップを使い続けた後、悪性リンパ腫の診断を受けた。

陪審は、ラウンドアップが発がん性のある欠陥商品であるにもかかわらず、モンサントが警告を怠ったと判断し、全員一致で評決を下した。

親会社のバイエルは、巨額の賠償命令は不当で違憲だとして上訴する構えを示した。

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